最近私たちはスウェーデンで「ハート・イン・ビジネス」という新しいプロジェクトを始めました。

これはパーシィとイングリッド・オステルストロム夫妻との共同作業です。私たちはビジネスの世界の人々に拡げていく時期だと感じました。

ますます多くの会社が、人々が働いているときのQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生きる質)を高める必要を認識しつつあります。

私たちの経験では、ハートはこれを実現する大きな道です。

人々が仕事の場でハートとつながれるように助けることは、途方もない結果をもたらすことができ、私たちはその可能性にワクワクしています。

初めてのセミナーは、数ヶ月前プラサードとアルヴィナによってパーシィとイングリッドの船会社の17人の管理職の人たちを対象に提供されました。このセミナーは非常に評判がよく、プラサードとアルヴィナは9月に「ハート・イン・ビジネス」を開催するように招待されました。

さらに、二人はスウェーデンの他の会社の人々を対象に新しい2日間の「ハート・イン・ビジネス」セミナーを提供することになっています。

ここでは、「ハート・イン・ビジネス」についてのプラサードのインタビューを紹介します。

みなさんに、たくさんの愛を
リーラ、プラサード、アルヴィナ


プラサード インタビュー

以下はジョニー・ルンドストロムによるプラサード(デービッド)のインタビューです。このインタビューは「オステルストロム船会社25周年記念社史」で発表されます。

ジョニー: 「ハート・イン・ビジネス」とはどんなものですか?

デービッド:
「ハート・イン・ビジネス」はビジネス環境にいる人々に働きかけて、彼らが職場でもっと充実して幸せになれるように助けます。
私たちは人々が自分のユニークな素質と才能を認識することを助け、職場環境で自分を創造的に表現する方法について支援します。
このセミナーはそれぞれの個人のハートに届きます。

私は30年間人々とワークをしてきましたが、自分のフォーカスを人々が何をするかよりも、人々のあり方に向けてきました。
私は人々が本来の自分に、自分の素質が何かに気づくように、そして自分の固有の才能や能力を生きるように支援しています。


ジョニー: 何が「ハート・イン・ビジネス」を他のビジネスセミナーと別のものにしているのでしょうか?

デービッド:
通常のアプローチでは、人々に様々なスキルをトレーニングします。
たとえば、互いの間でより簡潔で、直接的で、具体的なコミュニケーションの必要性がますます増大していることは広く認識されています。
この状況に対する通常の対応は、コミュニケーション方法に関する多くの規則やガイドラインをともなうシステムを作ることです。
この種のシステムでは、人々は実際に自分がどうコミュニケーションしているかより、規則に従うことの方により焦点を合わせるようになります。

ハート・イン・ビジネスのアプローチは、個人が自分の知性を開発することに中心をおいています。

コミュニケーションにフォーカスする場合、私たちは人々が実際自分がどのようにコミュニケーションしているかに気づくのを助けることから始めます。
この理解によって、効果的で思慮に満ちたコミュニケーションを妨げている制限を認識できるようになります。
参加者は、コミュニケーションのための創造的解決策を見いだすために、単にたくさんの規則に従うのではなく、むしろ自分自身の内側を見るように勇気づけられます。

このようにして、各個人が自分自身の本来の資源と才能につながるのです。

そのとき規則やガイドラインは、マイクロフォンのように、人々のコミュニケーションに役立ちそれを向上させられるのです。
しかし、マイクロフォンは人々が上手に話すのを助けるわけではありません。
これは話す個人の才能や知性に依存します。


ジョニー: どうやらもっと気づくようになることがあなたのワークのメインフォーカスのようです。これについてもう少し話していただけますか。

デービッド:
確かに、気づきが私たちのアプローチの中心です。

気づきとは、簡単に言えば、注意を向ける能力、自分のまわりに起こっていることが明瞭に見える能力、自分の中で起こっていることに注意深く耳を傾け、それを感じる能力です。

たいていの人々は、情報を持てば知性的になるのだという考えを持っています。
私たちは情報を有益なツールと見ており、知性はそれよりもっと大きなものだと理解しています。

真の知性は気づいていることからやってきます。

気づいているとき、人はその瞬間にいて、あらゆる状況で起こっていることに注意しています。
すべての感覚が開いて、あらゆる側面と可能な解決策をより明瞭に認識できます。
このようにして知性は創造的で、柔軟性を持つようになり、より早く機能します。
そのときあなたは適切な情報ツールを知性的に使うことができ、あるいは革新的になって新しい情報を生み出すことができるのです。

大部分の人々は自分の気づきを当然のこととして軽視しています。
彼らは自分の気づきを広げる可能性を認識していません。
通常、私たちの気づきは、光のビームのように狭いものです。
この細いビームは一時に1つのものしか照らすことができず、その動作や行き来で間違いを犯す傾向があります。

私たちは人々に、彼らの気づきを細いビームから生の全領域を照らす光に変容できる方法を教えます。

これによって同時に1つ以上のものを見ることが可能になります。

自分の気づきを発展させるにつれ、より長い期間フォーカスをとどめて、より大きな状況の視覚を失わずにいることができます。
また私たちの気づきは、より明るくより洞察的にもなります。


ジョニー: セミナーで、私は職場での気づきとQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生きる質)を高めるのはハートであることを発見しました。

デービッド:
そうなのです! ちょっと見たところでは、ハートとビジネスは関係がないように見えます。
通常の考えでは、ハートは家族と友人のためのものであり、仕事に出かけるときには家に置いていくものと考えられています。
しかし、人が自分の仕事に、スポーツや任意の活動にハートを置いたとき、その人がその活動において卓越するのは、広く認識されていることです。
ですからビジネスにハートのための場所があるのは明かです。

ここにきて、私たちは「ハートとは何か?」と問う必要があるかも知れません。
一般的には、ハートは愛のシンボルと見なされており、しばしばロマンティックな甘いものと結び付けられます。

しかし、私たちがハートについて語るときは、これよりずっと多くのことを意味しています。
ハートは生のきわめて実践的な部分であり、簡単にアクセスすることができます。

ハートには、私生活の上でも職業的意味でも、人生を直接豊かにできるたくさんの資質があります。

自分のハートを感じるとき、一般にくつろいだ平和な空間を感じると報告する人たちがいます。

自分自身と触れ合った感じがするとか、自分がより明瞭に見え、自分をジャッジすることが少なくなると言う人たちもよくいます。

ハートは自分の内なる声を聞くことを容易にすると言います。

この雰囲気の中で気づきは自然に拡大します。

大部分の人々が認識していないのは、高い緊張状態のなかでも、いつでもハートのくつろぎを体験できるということです。

通常私たちは一日中活動しており、これでは消耗してしまう可能性があります。
私たちがハートにも接触できれば、緊張とくつろぎのバランスをとって、そう簡単に疲弊してしまわないでしょう。

ハートはまた、たとえば、調和的な雰囲気とのつながりももたらします。
これによって人々は共同作業での協力ができるようになります。
チームで仕事をする能力は直接ハートに関係します。

ハートが私たちの人生に与えるものについて語れば、何時間もかかるでしょう。
それは私たちが持っている最大の資源のひとつです。
まさに私たちに発見されるのを待っているのです。


ジョニー: 私はあなたがパーシィ・オステルストロムのコーチであり、奥さんのアルヴィナがイングリッド・オステルストロムをコーチしていると理解しています。あなたがオーナー社長である重役個人とどのようにワークをしているのか、またあなたが扱う問題などに関して、何か話していただけませんか?

デービッド:
あなたの質問に答える前に、これはパーシィとイングリッドと共にする大きな仕事だということを言っておきたいと思います。
彼らは二人とも、各個人の個人的成長を励ます会社をつくり出すことに高い価値を置いています。
私たちが社内で時間を過ごしているとき、ある社員が私たちに、ここでいっしょに働いている人々は硬直した権威構造に基づいているのではなく、互いの尊敬に基づいているのだと、そしてそれが自分がこの会社に入社した理由のひとつだ、と話してくれました。
ここを訪れている間、私たちはその心遣いと、くつろいだ雰囲気を楽しみました。
パーシィとイングリッドは、人々が自分の職場環境に求める多くの価値を含んだ、すばらしい環境を創造しました。

あなたの質問に戻ると、私たちはひとりひとりの人をユニークな個人として見ており、誰にでも直接に応答します。
私たちの機能の一部は、正直なフィードバックを与えることです。
私たちは重役に対して他の人たちが彼らに言わないようなことを言い、また彼らはこの正直さを評価してくれます。
私たちは互いに、ジャッジしたり隠れた意図を持ったりせずにそのまま正直に話します。
これが人に刺激を与えて自分や他の人をより明瞭に見る気にさせるのです。
この明瞭さによって、彼らは自分自身の答えを見つけます。

私たちが関わる問題のひとつは、重役が自分のために仕事をする人々を正確に評価するのを助けることです。

相手をより明瞭に見ることは、重役が人を正しく配属して、その人たちが自分の強さや才能を表現できるようにするのに役立ちます。

この明晰性を持てば、彼らは社員が不得意なことをすることを期待しません。

私たちが関わるもう一つの問題は、重役が行動をとる前に状況を明確に判断するのを助けることです。

行動をとる前に明晰性を持っていれば、より多くの選択肢を認識しているので、その行動はより強力で成功の可能性が高いものになります。

このように仕事をすれば、エネルギーは奪われるのではなく、逆に与えらえることになります。


ジョニー: 管理職として持つ必要がある何か才能とか特殊な資質がありますか?

デービッド:
管理職に必要な才能や資質はありますし、ビジネスで成功するためにはそれらを識別して開発することが役に立ちます。
しかし、それらの才能を開発することにだけ焦点を合わせると、生のその他の領域がバランスを欠く可能性があります。
そうするとあなたは分裂したり、自分の内部で葛藤して、自分の強さや人生の喜びの多くを失う可能性があります。
そうなるとビジネスの成功のために大きな代価を払っていることになります。
必ずしも、そうである必要はないのです。

私たちのアプローチは、単なる成功のスキルではなく、人間全体に焦点を合わせることにあります。

全体性はハートをとおして起こります。

まさにその本質によって、ハートをとおして私たちのより深い価値観が明瞭になります。

これらの価値観は矛盾するものではなく、それらを生きるとき、私たちの生は自然に調和します。

自分のより深い価値観から離れると、私たちは生の表面を生きることになり、様々な要求によって、私たちはしばしば反対方向に引っ張られます。

ハートと共にあれば、自分の一部を生きていても、その他の部分にもつながっていられます。

ハートは、人のあらゆる側面にスペースを与えます。


ジョニー: スウェーデンの会社には、有能な人の雇用に関わる問題があります。
彼らは高い給料と自分の才能を表現する機会のある充実した仕事を望み、また家族のための時間も欲しがります。

デービッド:
人々の価値観の変化にともなって、これは多くの国々で起こっているようです。
人々は働いているときにもより良い生の質を求めます。
彼らは消耗品のように使われていると感じたくありません。

彼らは評価されることを望み、また職場で充実を感じることを求めています。

彼らは人生の三分の二を生きるお金を得るために、職場で少なくとも人生の三分の一の時間を過ごします。

残りの三分の一は睡眠に費やされます。

ですから、人の一生という観点で見るなら、職場で多くの時間を費やします。
ですから、働いているときも上質の時間を望むのは当然なのです。


ジョニー: あなたが参加者たちに言うことの一つに、「このセミナーはみなさんのためのものです」というのがあります。もしそうなら、なぜ会社が社員にこれを与えるのでしょうか?

デービッド:
まず、会社というのは、実際は個々人の組織であるということを考えてみましょう。
会社とは、その人々なのです。
確かに建物や備品やインフラがそこにはありますが、人々こそが会社の推進力なのです。

このことは脱工業化時代には特に当てはまります。
世界経済のますます多くの部分が、資源としての人々の知性に基づいています。
今日の富の資源は、単に工場とか備品ではなく、問題を解決し、さらに複雑になる状況に創造的に応答する人々の能力に基づいているのです。

ですから、人々への投資が最優先です。
もし現在、自分の会社を成長させようと望むなら、自社の社員を成長させる必要があります。

明らかに、学ぶことをサポートし、社員が自分の全潜在能力を認識するのを可能にするビジネス環境こそが、より多くの成功を保証するのです。
このことのすばらしさは、誰もが勝者だということです。
オーナーも、株主も、社員も、そして顧客もです。
私たちの見解では、これを可能にするのを助けるのはハートの資質でしょう。

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